牡蠣(カキ)を食材として利用したのは
タンパク質やカルシウム、亜鉛などのミネラル類をはじめ、さまざまな栄養素が多量に含まれるため、「海のミルク」とも呼ばれる牡蠣。
カキフライのような揚げものや、鍋物の具にして食べるほか、新鮮なものは網焼きにしたり生食されます。
食用の歴史が非常に長く世界中で食され、最も人類が親しんできた貝の一つだといえます。
一般的に肉や魚介の生食を嫌う欧米食文化圏において、カキは例外的に生食文化が発達した食材であり、古代ローマ時代から珍重され養殖も行われていたそうです。
生ガキはフランス料理における定番のオードブルとなっており、また生ガキをメニューの中心に据える、「オイスターバー」と呼ばれるレストランも存在するとか。
日本では縄文時代ごろから食用されていたとされ、室町時代ごろには養殖も行われるようになったといいます。
大坂では牡蠣船というものが明治時代まで晩秋になると広島より来て、商いを土佐堀、堂島、道頓堀などで船上で行っていました。
広島や東北などの地方が産地で、消費地まで輸送するのに時間がかかったこともあり、日本ではカキの生食は産地以外では一般化せず、もっぱら酢締めや加熱調理で食されていました。
日本人がカキを生で食べるようになったのは欧米の食文化が流入した明治時代以降で、生食文化が欧米から輸入された珍しい食材でもあります。
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