薬用としての牡蠣(カキ)
貝殻は牡蠣(ボレイ)といって、焼成してから粉砕した粉は日本薬局方に「ボレイ末」として記載の生薬でもあります。
ボレイの歴史は古く、梁の陶弘景が神農本草経を修訂した『神農本草経集注』に収載されています。
現在市販されているものはマガキの左殻が普通だそうです。
「ボレイ末」は炭酸カルシウムCaCO3が主成分で、リン酸塩、他マグネシウム、アルミニウム、ケイ酸塩、酸化鉄などを含有しています。
薬理作用 として、かき肉には、血糖低下 (カキ身エキス) 、免疫増強作用 (中性多糖類) 、牡蠣制酸などの作用があるとされています。
また処方例として、安中散、桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡加竜骨牡蠣湯などに使われ、また農薬として、長期的に使用すると除草効果(雑草の根張りが悪くなる)があるとされているそうです。
薬用以外には、天然炭酸カルシウム(牡蠣灰などとも呼ばれる)として、消しゴムの添加剤などの工業用や食品添加物、砂糖精製用助剤などに利用することも行われています。
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